「ハッピーエンドは欲しくない」を読んだ

こんなにも波乱な人生を想像できない。

自分の恵まれた環境と支えてくれる人に感謝をするというありきたりな考えを持ちつつ。

ありふれた日常を疑うことすらせずに漫然と過ごしてきた自分を疑いだした。

どうしてこうも簡単にホームレスを受け入れられるのか、積極的にバックレられるのか。

僕の想像力では到底及ばない学生生活から、旅行記まで、詳細に繊細に、

全ての感情が、欲望が愛しいくらいに渇望するほど待ち望んだ本だった。

エンジニアリングも執筆も全ては設計から始まるということ、

資本主義から、共産主義、貧富の差と国々の歴史、

多種多様な文化に揉まれ、慣習に馴染む著者の生き様をどっぷりと感じることができた。

アジア探訪もとても刺激的で、アァ自分も旅がしたい、毎日知らない人と会話をして、

世界の広さを知り、小ささも知り、何もかもを知ることが、見ることができないことを悟った上で、

さらに旅を続けていきたい。いつか見た世界一周の夢はいつから見なくなったのだろうかと、懐かしんでしまった。

きっとこれからもなんとかして成り行きのままに行きていくんだろうと思うと、自分がどうにもちっぽけに思えてしまう。

さらには、矮小な悩みを抱え、道に迷いがちな自分にもっと寛容であれ、

もっと思考を深く、鋭く生きよと感じられる。

どうして平凡な人生を歩んできているのだろうと思うこともあるけれど、

第 3 者から見れば、全くそんなことはなく、自分の人生も面白がってもらえるのかもしれない。

日々、書き記していこう。Twitter とは別に、自分だけの言葉を大切にしながら。

ハッピーエンドは欲しくない